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ゆめの森で大事にしていきたいこと

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ゆめの森が描く教育ビジョン、現場からのレポートなどについて掲載していきます。
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記事一覧

【日々の記録】青と緑だけで描こう

毎年恒例! 演劇で美術を担当していただいた蟹江 杏さんと「絵本作りワークショップ」が行われました。絵本作りとは・・・!? 「きおくの森」が絵本になります! 演劇公演の脚本を元に構成され、挿絵をゆめの森の子供たちと杏さんが描きます。先週、読み合わせを行って内容を確認しました。 「去年の台本だ」「懐かしい」「話が分かりやすくなった」 まだ絵の無い文字だけの原稿を読みながら、物語として楽しんだ様子でした。 ただ、くまわらしや子供革命は登場しません。演劇の台本とは違うのです。 絵

【取材#12】「信じる」ことからはじまる自由進度学習(柴田理臣デザイナー)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。開校と同時に新卒デザイナーとして着任した柴田デザイナーは、わずか3年目ながら、生徒一人ひとりに向き合う「学習者中心の学び」の実現に向けて挑戦し続けています。教師になるまでの経緯や、日々の気づきについて、お話を伺いました。 ※「学び舎 ゆめの森」では小中学校教諭を「デザイナー」と呼んでいます 人間としての憧れをもった原体験 ―教員を目指されたのは、何かきっかけがありましたか。

【取材#11】保育の新しい文化を生み出す仕事(藤川優佳理)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0歳〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。認定こども園の4.5歳児のチーフを務める藤川優佳理デザイナーに、ゆめの森の保育の特徴、大切にしている考え方や、デザイナーとしての働き方について、お話をお聞きしました。 ※「学び舎 ゆめの森」では主任を「チーフ」、保育教諭・教師を「デザイナー」と呼んでいます。 「大熊町に子どもが戻ってくる日がきっと来る」 ―震災による全町避難で保育を離れ、大熊町役場の事務を10年経験された

【取材#10】ゆめの森は、「夢を追える場所」(猪狩 孝)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。令和6年4月に着任された猪狩孝マネージャー(教頭)に、新任者ならではの視点から見たゆめの森の特徴と、他の学校との取り組みの違いについて、お話をお聞きしました。 ※「学び舎 ゆめの森」では教頭を「マネージャー」、教員を「デザイナー」と呼んでいます。 震災後、持ち続けていた問題意識 ―ゆめの森との出会いについて教えてください。 ゆめの森のことを最初に知ったのは、まだ新校舎が完

【日々の記録】「4C」の体力

皆さん、こんにちは。 連休が明けました。皆さんはどう過ごされましたか? 私事で恐縮ですが、遅れに遅れていた衣替え、ためにため込んできたゴミ、不用品もこの連休を利用して一掃し、私は気分爽快です。 本日垢抜けた心で、颯爽と学校へやってくると・・、やはり朝から賑やかです。 「〇〇に行って来たから、背中いてー。」 「みんなで◻︎◻︎行って、いっぱいあそんだー!」 「いいなー。ずっと家いたからつまんなかったー。」 過ごし方は人それぞれ。 家にいた人も含め、心なしか連休明けの表情が晴れ晴

【日々の記録】私がはじまる場所

皆さん、こんにちは。 突然ですが、皆さまに歌詞を一つご紹介いたします。 音楽家関口直仁さんが、昨年の2月に上演した「ゆめの森演劇」のために書き下ろした音楽です。 過去に耳を澄まし、多様な価値観に出会い、自分の「好き」を探究し大きく育んでいく・・・。大きなメッセージが込められています。 ゆめの森に寄り添い、真摯に向き合ってきた関口直仁さんしか書けない名曲です。 この詩を読む度に、学び舎ゆめの森が育まれた会津若松の雪景色と優しい笑顔が蘇ってきます。 「私がはじまる場所」という歌

【取材#09】ゆめの森に、魂を吹き込む(佐藤 由弘)

ーこれまで、ゆめの森のデザイナーや、ゆめの森に関わる方々へ取材を続けてきましたが、お話を聴くたびに「未来に残すべき教育」に対する考えが深まっていく気がします。 大熊町は、13年前の震災と原発事故によって、町から一気に人がいなくなるという現実を突きつけられたところから、「学校って何だろう」という問いを本気になって考えさせられた地域です。 震災直後に全町避難となり、当時の渡辺町長や武内教育長が独自に動いて、たった1ヶ月後の4月16日にはすでに学校を再開した。まだ県立の学校ですら

【こども園】職人ここにあり(藤川優佳理)

ただいま、お預かりしているお子様の安全を確保した上で、 新たな学び舎へのお引っ越し作業を行っています… 全面養生されていても、什器や遊具、用具が搬入されると… だいぶ雰囲気が変わっていきます… 我々同様、建物自体もウキウキしているようにも感じます… やはり、ここ学び舎ゆめの森はただの建物ではなく… 子どもたちとデザイナー、またはここを訪れる方々が学び多き時間を共に過ごす… 「学び舎という道具」であり、「ゆめの森という遊具」なんですね… 創る側の責任として、建築家が意図を込めた

【こども園】森の声vol.1 はつらつさ (1歳児担当デザイナー 遠藤 友美)

1歳児担当デザイナーとして日々子どもと共に笑顔で過ごす森の住人にいくつか問うてみた。 ―どう、ゆめの森の「暮らし」は?― 「まだまだ慣れません。0歳から15歳が暮らす学び舎ゆめの森の建物については当然慣れてはいるけど、森の中で遊ぶ(過ごす)子どもをイメージしてゆめの森で遊んでみるとやっぱり難しい。義務教育学校の子どもたちも森の中で学んでいて、行った先で穏やかな学びの場面を見るとやっぱりためらっちゃう。遊びを通して学ぶ子どもと、遊び心をもって学んでいる子どもとではやっぱり違う

【取材#08】誰も見たことがない “本の森” 創造プロジェクト

学び舎 ゆめの森では校舎の内装全体に本が並べられ、子どもたちは本棚に囲まれた環境で過ごします。その様子はまるで、生い茂る木々に囲まれた「本の森」のよう。 「校舎の至るところに本を散りばめ、子どもたちは本とともに学校生活を送る」。誰も見たことがないその構想を形にする過程で力を注ぎ、奮闘してきた司書・図書担当教員の方々がいます。 今回は、山口ブックソムリエ、渡部デザイナー、鈴木デザイナーに、「本の森」をどのように創り上げられたのか、工夫されたこと、込められた想いなどをお伺いしまし

【取材#07】「道草」が生まれる学び舎を目指して (渡邉文隆)

2023年7月10日に竣工した「学び舎ゆめの森」の新校舎。その校舎設計を担い、教育理念に込められた思いを受け止め、建築設計として形にしたのが「アーキシップスタジオ・鈴木弘人大熊町教育施設設計業務共同企業体」です。 「どこにもない建物で、新しい教育を」。創造力をかけて、目に見えない構想を校舎として具現化した建築家の方々がいます。 今回は、株式会社アーキシップスタジオの渡邉文隆さんに、校舎建設へどのように取り組まれたのか、建物の魅力や工夫されたこと、込められた想いなどをお伺いしま

【取材#06】「難しい」より「おもしろい」の方が勝つ(新妻一輝)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。今回は、2022年4月からゆめの森に着任し、ゆめの森の理念と向き合い現場でチャレンジを続けてきた新妻一輝デザイナーに、ここまでのプロセスや想いを聞きました。 ※「学び舎 ゆめの森」では義務教育課程の教師を「デザイナー」と呼んでいます。 特別支援学級で自分の視野を広げたい ―特別支援担当の新妻デザイナーですが、以前から支援級の先生だったのですか? いわきや郡山で通常学級の講

【取材#05】理想の社会のモデル「学び舎 ゆめの森」(南郷 市兵)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。それは、公教育においてどのような意味があるのか。日本社会でどのような使命を果たすのか。南郷市兵GM(校長・園長)にお話をお聞きしました。 ※「学び舎 ゆめの森」では校長・園長を「GM」と呼んでいます。 学ぶ意味を見出した、原体験。 ―教育に携わる原点を聞かせてください。   もともと、小学校・中学校と、教室での勉強にはあまり意味を感じられず、好きではなかったんです。 高校は

【取材#04】「こうでなければならない」からの解放(増子 啓信)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。ゆめの森創設にあたり、増子啓信GM(副校長)が考える教育方針、子どもたちの「個別最適な学び」への取り組みについて、お話をお聞きしました。 ※「学び舎 ゆめの森」では副校長を「GM」と呼んでいます。 「子どもたちのために、何ができたのか」 ―ゆめの森の構想に入る以前は、福島県の小学校教師として、また教頭として、ずっと現場で教えてこられたんですよね。   全校生徒の多い、いわゆ