【日々の記録】青と緑だけで描こう
毎年恒例!
演劇で美術を担当していただいた蟹江 杏さんと「絵本作りワークショップ」が行われました。絵本作りとは・・・!?
「きおくの森」が絵本になります!
演劇公演の脚本を元に構成され、挿絵をゆめの森の子供たちと杏さんが描きます。先週、読み合わせを行って内容を確認しました。
「去年の台本だ」「懐かしい」「話が分かりやすくなった」
まだ絵の無い文字だけの原稿を読みながら、物語として楽しんだ様子でした。
ただ、くまわらしや子供革命は登場しません。演劇の台本とは違うのです。
絵本の原稿は去年の台本を元に構成されています。都会から引っ越してきた少年が、森の中で青の少女と出会います。夜になると森で土を削る妖精たちが登場し、涙の粒や微笑みのかけらを探します。
大熊町の未来を支える物語として再編集された物語です。自分たちの描いた絵が絵本に載るという経験は、今だけの特別な経験になると思います。
初日のミッションは…
「一人1本ずつ木を描こう。緑の木、青い木を作ります」
茶色は使わず、画用紙にそれぞれ思うままに木を描いていきます。木は木でも個性が表れていて、一人一人違うことが分かりました。
「茶色があれば楽なのに」という声もありましたが、いざ描き始めてみると緑や黄色も画材によって色が違うことに気がつき、工夫して描いていました。
次のミッションは…
「自分をイメージした花の絵を描こう」
難しい課題に思われましたが、子供たちは好きな色を手に取り描き始めます。
「お絵描きは好き。色を塗るのが大変でした」
「木は葉っぱとかたくさん咲いているところを描きたかったので、難しかったです。花はいろいろな色を使いました。ここはこの色にしようと場所を考えるのが難しかったです」
絵の具や色鉛筆、マーカーを使って描かれた絵はプロの手によって再構成されます。本が完成するのはまだ先ですが、とても楽しみです。