【取材#09】ゆめの森に、魂を吹き込む(佐藤 由弘)
ーこれまで、ゆめの森のデザイナーや、ゆめの森に関わる方々へ取材を続けてきましたが、お話を聴くたびに「未来に残すべき教育」に対する考えが深まっていく気がします。
大熊町は、13年前の震災と原発事故によって、町から一気に人がいなくなるという現実を突きつけられたところから、「学校って何だろう」という問いを本気になって考えさせられた地域です。
震災直後に全町避難となり、当時の渡辺町長や武内教育長が独自に動いて、たった1ヶ月後の4月16日にはすでに学校を再開した。まだ県立の学校ですら