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ゆめの森 日々のNEWS

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学び舎 ゆめの森の日々の出来事、最新のニュースを掲載していきます。
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2023年8月の記事一覧

【日々の記録】 たくさんの居場所

2学期が始まり5日。新校舎と出会って5日。 みんなそれぞれ自分の心地よい場所を見つけ、落ち着いて過ごしています。 まだまだ胸の高まりは収まらないけれど、少しずつ新しい環境にも慣れてきました。 さて、わくわくニヤニヤしながら学校内を探索してみましょう。 ほんの広場はすり鉢状の本棚で取り囲まれています。その階段本棚下のスペースを利用して幾つかの小部屋が設けられています。本の小部屋から辿々しくもしっかりと音読の声が聞こえてきます。「うみの どこかに ちいさな さかなの きょうだい

【こども園】プレイフィールド!

新生「学び舎ゆめの森」で2学期がスタートしてちょうど1週間が経ち… 意図を持った建物の「力」を感じる… 以前、ここを見学に来たある方が、「ここには端っこがない」 と表現していた… 私もまったく同感である… 建物の中だもん、絶対端っこなんてあるはずなのに… 端っこを感じないんです… 2階建ての学び舎の縦も横も、内と外も円環的というか… なんと表現したらよいのでしょうか… 卵と鶏のどっちが先的な関係にキリも端もないですよね? つまり、ここは遊びや学びが無限に広がるプレイ

【行事】演劇で、校歌の歌詞をふかぼり

3年生国語の授業写真です。金子みすずの「私と小鳥と鈴と」を音読するために、思いきり声を出せる環境を探しました。詩の鑑賞は、黙読や音読、表現に見られる工夫の考察など、言葉による見方・考え方を深めるのにぴったりの教材です。 今日の演劇でも、詩の鑑賞を行いました。今回鑑賞するのは「ゆめの森のうた(校歌)」の歌詞です。谷川俊太郎さん作詞、谷川賢作さん作曲のゆめの森うたは、みんなの大好きな歌です。 鑑賞といっても、机上で辞書をめくって言葉の意味を調べる訳ではありません。演劇のプロであ

【こども園】それぞれの心に花火を…

本日、一時預かり保育をご利用のお子さんと一緒に過ごしました… 年長の女の子にとっては、同じ年齢の女の子のお友だちだったので… いつもと違った楽しさがあったようですね… いつもなら、お話したり混ざてくれるのに… 今日はどうやら私は、この子たちの目には映らないようです… そりゃそうですね!  だって歓迎会の「おんなパーティー」だっていうんですから… まぁ、こんなに話も弾むんですから… 私の入る余地なんてどこにもないのです… それでいいんです! こちらは、「は」のお部屋

【日々の記録】地域の人と仲良くなるには?

通常授業が始まって2日目。時間や場所に制約されない学びを展開できる新校舎では、いつもどこかで授業が行われています。 5年国語科では教材「みんなが過ごしやすい町へ」を「みんなが過ごしやすい学校へ」に改め、学校が過ごしやすい場所になるためにどんな工夫が施されているのか、調査中です。子どもたちに座り心地の良さが好評な椅子に着目したり、校舎の形に着目したり、こども園の園児さんにインタビューをしたりするなど、様々な調査方法が見られ、とても興味深いです。学習終了後、校内で公開できるよう準

【学校紹介】外の遊具で「まなんであそぶ」

遊びながら学べる場所として、遊具はとても大きな存在です。 遊びながら学べる工夫が随所に施されているゆめの森には、とても興味深い遊具がたくさんあります。外から見て一際目を引くのは、巨大な網で作られたこの不思議な遊具ではないでしょうか。 まるで漁の網にも見えるこの遊具は、通称ゆらゆらネット。たくさんの白縄が丈夫に編み込まれ、一つの巨大な網のようになっています。2階・1階の両方に出入り口があり、子どもたちは階段を使わずにこの遊具を通して移動をすることもできます。 2階部分は網が張

【こども園】ゆめの森の一部

4月に開園し、こども園「学び舎ゆめの森」として、 約5か月間過ごしたLinkる大熊… ほんとに、あっという間に過ぎてしまいました… 怒涛の引越し作業の中、きちんとしたごあいさつもできずに 新校舎での保育活動が再開してしまったので… 改めて今日子どもたちと一緒にLinkる大熊の方々に ごあいさつに行ってきました。 まだLinkるに出勤してしまいそうになる位しか経っていないのに… 今まで毎日顔を合わせていた方々を前にすると… 寂しさが込み上げてきます。。。 ついこの前

【行事】新校舎と「はじめまして」

夏休みが明けて、久しぶりの登校日。今日から2学期がスタートしました。 登校してきた子どもたち全員の顔はワクワクでいっぱい。きっと、友だちに会えたことへの喜び、そして待ちに待った新校舎との対面への期待の気持ちでいっぱいだったからでしょう。 8月25日、今日は子どもたちが初めて新校舎に登校しての対面式と始業式を行いました。たくさんの方々の力で完成した校舎。子どもたちはもちろんのこと、我々デザイナーもこの日のために準備を進めてきました。 新校舎対面式のはじめに南郷GMからお話があ

【こども園】心が宿る… 心が躍る…

今日、8月25日は記念すべき日である… 学び舎ゆめの森に心が宿る日… 学び舎ゆめの森の心が躍る日 義務教育学校の子どもたちも… 「ここから、一歩踏み出すっ!」 拳を突き上げ、同時に力強く踏み込みながら… 子どもたちがここで大志を宿した日… そう、主役である子どもたちを迎えた NEO「学び舎ゆめの森」の誕生日なのです! 義務教育学校始業式での副校長の言葉を聞いていた… (前の記事:増子副校長の記事をぜひご覧ください) https://yumenomori-edu.note

【取材#04】「こうでなければならない」からの解放(増子 啓信)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。ゆめの森創設にあたり、増子啓信GM(副校長)が考える教育方針、子どもたちの「個別最適な学び」への取り組みについて、お話をお聞きしました。 ※「学び舎 ゆめの森」では副校長を「GM」と呼んでいます。 「子どもたちのために、何ができたのか」 ―ゆめの森の構想に入る以前は、福島県の小学校教師として、また教頭として、ずっと現場で教えてこられたんですよね。 全校生徒の多い、いわゆ

【告知】学び舎ゆめの森 完成建築見学会を開催します!

はじめに皆さまこんにちは! 2023年、福島県大熊町大川原地区に開校する大熊町立学び舎ゆめの森の設計チーム「アーキシップスタジオ・鈴木弘人大熊町教育施設設計業務共同企業体」メンバーの塚本です。 「アーキシップスタジオ・鈴木弘人大熊町教育施設設計業務共同企業体」は、2020年9月にプロポーザルで選定頂き、大熊町と共に議論を進めながら2021年10月までに基本設計・実施設計を完了しました。 2021年12月末に着工してからも大熊町や施工者である大成建設と様々な議論を重ね、2023

【2023年7月25日】学び舎ゆめの森の先生向け建築見学会レポート

はじめに学び舎ゆめの森について 皆さまこんにちは! 2023年、福島県大熊町大川原地区に開校する大熊町立学び舎ゆめの森の設計チーム「アーキシップスタジオ・鈴木弘人大熊町教育施設設計業務共同企業体」メンバーの塚本です。 「アーキシップスタジオ・鈴木弘人大熊町教育施設設計業務共同企業体」は、2020年9月にプロポーザルで選定頂き、大熊町と共に議論を進めながら2021年10月までに基本設計・実施設計を完了しました。 2021年12月末に着工してからも大熊町や施工者である大成建設と

【取材#03】「ノーチャイム」からはじまった“私”の物語(半谷真由香)

認定こども園と義務教育学校が一体となり、0〜15歳のシームレスな学びを目指す「学び舎 ゆめの森」。2023年4月の開校と同時に赴任した半谷真由香デザイナーは、ゆめの森の教育方針・コンセプトにはじめは戸惑ったといいます。開校から3ヶ月が過ぎ、子どもたちと触れあう中でどのような気づきがあったのか、お話をお聞きしました。 ※「学び舎 ゆめの森」では小学校教諭を「デザイナー」と呼んでいます。 「チャイムで着席」の常識が覆されて ―赴任した当初、ゆめの森の教育方針をどう思いました

【こども園】職人ここにあり(藤川優佳理)

ただいま、お預かりしているお子様の安全を確保した上で、 新たな学び舎へのお引っ越し作業を行っています… 全面養生されていても、什器や遊具、用具が搬入されると… だいぶ雰囲気が変わっていきます… 我々同様、建物自体もウキウキしているようにも感じます… やはり、ここ学び舎ゆめの森はただの建物ではなく… 子どもたちとデザイナー、またはここを訪れる方々が学び多き時間を共に過ごす… 「学び舎という道具」であり、「ゆめの森という遊具」なんですね… 創る側の責任として、建築家が意図を込めた