【日々の記録】4ヶ月の学び舎との別れ
終業式の前日に向け、役場エントランス組と住民福祉センター組はそれぞれ"ある準備"を進めてきました。長い準備を経ていよいよ迎えたのが「ありがとうの会」です。この「ありがとうの会」は、子どもたちが各施設の方への感謝の言葉をまとめたものをお渡しし、最後のお礼の挨拶をする会です。
長い施工を終え、いよいよ子どもたちを迎える準備を終えようとしている新校舎。それにともなって、私たちも4ヶ月の学び舎とお別れをすることになります。
二つの施設をお借りし、スペースを区切って複数の学年で学校生活を送ると聞いた時は少なからず戸惑いがあったことは否定できません。しかしそんな戸惑いもすぐに忘れるほど、役場の皆様、社会福祉協議会の皆様、地域の皆様の温かいご協力のおかげで、子どもたちはとても充実した1学期を送ることができました。
役場エントランス組は町長さんのお部屋へお伺いしご挨拶。新しい学び舎でも勉強を頑張ることをお伝えしました。
さらに各課を周り、挨拶をしました。大変お忙しい中にも関わらず、子どもたちが来たのを見るとすぐに職員の皆様は立ち上がり、子どもの挨拶を真剣に聞いてくださりました。
子どもたちが「ありがとうございました!」と挨拶をすると、『新しい校舎でも勉強頑張れよ!』『いつでも遊びに来てね!』とあたたかい言葉をかけて下さいました。子どもたちは大勢の大人を前にしてかなり緊張していましたが、皆さんにいただいた言葉を嬉しそうに受け取っていました。
住民福祉センターでは校歌を披露。今回お送りしたありがとうメッセージは、以前1・3年生が作った「キャップでフラワー」でも使用したカラフルなキャップで彩りました。
また、くすのき学級で手作りしたバスボムをプレゼント。手渡しで感謝を伝えることができました。
「学校ではない施設で子どもたちが学校生活を送る」ことについて、我々学校側だけでなく施設の皆さんもより一層の不安があったことと思います。
通常では職員の方以外に滞在者のいない早い時間から施設を開放して頂き、子どもたちが安全に学校生活を送れるよう様々なご支援をいただきました。皆さんのおかげで子どもたちは楽しい学校生活を送り、元気いっぱいのまま夏休みを迎えることができました。
子どもたちの日々を優しく温かく見守ってくださった施設の皆さま、本当にありがとうございました。新校舎でも皆さまにいただいた優しさを糧に、より一層子どもたち自身の好きを大切にした学びを深めていきます。皆さま、今後とも子どもたちをよろしくお願いいたします。
そしていよいよ迎えた本日の終業式。1年生・5年生の代表児童が1学期の思い出と夏休みの目標を発表しました。終業式の後はみんなで思い出話に花を咲かせ、夏休み中、楽しみにしていることを話しました。南郷GMがお話ししてくれた、「自分だけの夏休みを過ごすこと」「節目を大切にすること」の二つの約束。夏休み明け、どんな「自分だけの夏休み」を聞くことができるのか、今からとてもわくわくしています。
学活を終え、最後はお世話になった施設をみんなで大掃除。机や椅子も片付け、それぞれの場所が本来の姿に戻っていきました。住民福祉センターでは「これが本当に最後だから、施設の人に挨拶にいこう」という子どもの鶴の一声でご挨拶へ。社会福祉協議会の皆様へ最後のお礼を伝えました。
役場エントランス組は最後を記念して、いつもみんなを見守ってくれた裏山へ登山。頂上から見える新校舎を背景にみんなで記念撮影をしました。
いよいよ2学期からは新校舎での学校生活が始まります。みんなのワクワクを越えるような新学期のために、夏休みの間いっぱい職員一同で準備に取り組みます。皆さん、また元気な姿で新学期にお会いしましょう!