【日々の記録】ステージクリア!
皆さん、こんにちは。
今日はあいにくの雨。予定していたマラソン大会も、9年生のくまっこカフェも延期になってしまいました。特にマラソン大会延期には、児童みなさん複雑な心境のようでして。肩透かしを喰らわされたような、とりあえず目の前の苦痛から逃れた安堵感のような、でも苦痛を先送りした際の焦燥感というような、なんとも表現しにくい表情を浮かべているのでした・・。
さて、今日はゆめの森の「帰りの会」の様子を皆さまに紹介いたします。
しばらく前、帰りの会であるデザイナーからこんな話がありました。
「みんな、ゲームするよね。ゲームにはステージってあるじゃない?このステージをクリアすると、また次のステージが始まる。みんなの毎日も同じ。今どんなステージにいるのか、クリアできたら次はどんなステージが始まるのか、考えてみようよ。」
今更あえて言うまでもありませんが、4月から児童たちは数々のステージにチャレンジし、レベルをあげ、クリアしてきました。
この帰りの会も同様です。最初は、デザイナーが帰りの会が始まるよと声をかけ、準備させて、やっとこさ、会が始まり、進行を助け、と多くの手数を経て、ようやく「さようなら」に辿り着く、そんな流れが続きました。
しかし、次第に自主的に司会の名乗りをあげる児童が増え、互いに声を掛け合って、会が進行するようになりました。
今は、こちらが気がついた時には、帰りの会がすでに始まっていることも多々あります。
帰りの会というと、教員からの注意事項などの伝達儀式となりがちです。もちろんゆめの森においてもその側面はありますが、司会者の思いつきで内容が大きく変わることもあります。最近では、今日の一人一人のハイライトをみんなで共有して讃えあうという流れが主流となりつつあります。
「今日はあやか先生と授業ができて、うれしかったです。どうしてって?今まであんまり一緒に勉強したことがなかったからです。」
今日はどうやら、授業の先生交換が行われていたようです。いつもの教科をいつもと違うデザイナーと学ぶ。マンネリに陥らない工夫も認知記憶を高める方策です。見事に児童にとって、記憶に残る授業になったようです。
一人の発表が終わって、また我先に続々と手があがります。確実にこの「帰りの会」も新しいステージに進んでいるようです。
では、この次はどんなステージに進めるのだろう。彼らを見ていてワクワクします。
1日の終わりに、今日の出来事を振り返る。振り返って言語化する。言語化したものを発表し、みんなで讃えあう。できなかったことは真摯に反省し、どうしたらクリアできるのか計画を練る。書いてみれば、平凡だけれど、こうして私たちの幹は太くなります。
発表はどんな些細なことでもいいんです。これら経験が積み重なって積み重なって、豊な「自分」が作られるのでしょう。
ゆめの森、只今成長中です。