【こども園】しなやかな思考
先週末の保育参観では親子で七夕飾りを作りました…
登園するなり、飾られた竹をながめながら…
「ちょっとすくないかなぁ… ねがいごとかなわなくなっちゃう!」
そう言って、今度は自分の力で七夕飾りを作るのでした…
あとは、ぼくたちの願い事とお家の方の願い事を記した短冊を飾れば…
七夕祭りの準備はバッチリ!!
七夕飾りがあしらわれた竹をながめていた。庭に生える竹の子に悩まされた実家暮らしを思い出す。放っておけば床をも貫くほどの生命力で根を張り、ぐんぐんと空に向かって垂直に伸びてゆく。強風にも身を委ね倒れることなく佇んでいる。なんとも「たくましく」「しなやか」である。
学び舎ゆめの森の子どもたちもかくあるべし…
竹のように「たくましく」「しなやかに」育んでいきたいと思うのでした…
でも大丈夫! いっぱい身体を動かして、おもいっきり遊ぶ…
「たくましい身体」と「しなやかな思考」の素地が日々の姿から感じられるのです…
たくましい身体としなやかな思考…?
思い当たる節がある!
学び舎ゆめの森は、個性豊かなデザイナーであふれている。どのデザイナーも多様な視点をもち、ユーモアを感じさせる。
学び舎ゆめの森(義務教育学校)に、ごっつい筋肉をまとったあるデザイナーがいる。すれ違いざまに、思わず「でかッ!」と口からこぼれてしまったほどだ。
彼は、決して小兵とは言えない力士ほどの重さのバーベルを扱ってトレーニングをしているという…。
彼の足元にも及ばないが、私もトレーニーのはしくれである。簡単に言ってしまえば「筋トレ」が趣味のひとつなのだ。
まずお伝えすると、筋肉は同じ刺激に慣れるとそのトレーニング効果は低下してしまう。なぜなら、筋肉はあなたを守るために、これまで経験してきた以上の危機(刺激)に備え、経験した危機にはあまり反応しなくなってしまうからだ。つまり、新たな危機を演出するために、あの手この手を使って、刺激を変えながらトレーニングを行う必要があるのだ。
彼は、常に命の危険を感じるほどの緊張感のある重さを扱って挙上を繰り返し、限界からのもう1Repに全てをかけて自分を追い込む。当然つぶれてしまうことだってあるはずだ。こうして、人類の1パーセントにも満たない人にしか挙上できない重さを目指しているのだ。
また、時には低重量で関節可動域を目一杯使い、ストレッチと収縮を繰り返して追い込むことだってある。これだって限界からのもう1Rep!
「バチンッ!」っと筋繊維がちぎれてしまうんじゃないかという不安を、ちぎれたっていいという覚悟に変えてすべてを出し切るのだ。
ところで、決して健康的とは言えないこの作業の繰り返し…
一体なんで彼はこんなことをするのだろう…?
ここにこそ、筋トレの神髄があるのです…
すべては、「もうムリだ…」「もうダメだ…」という弱い自分に打ち勝つため!
そして、昨日までの自分を超えるため!
このように「昨日までの自分を超えるため」にアップグレードしようとし続ける作業の繰り返しが、彼のあのようなドデカい「筋肉」と、デザイナーとしてのあのしなやかな「思考」を作り上げているのだろう。そして、どちらも今なお「成長」と「進化」を続けているのである…