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【日々の記録】フラガールとアロハ〜!

いわき市のスパリゾートハワイアンズから2名のフラガールにお越しいただき、防災についてのお話とフラダンス体験を行いました。

震災やコロナ禍を経験したハワイアンズ。当時の様子をパネルでご紹介いただき、フラガールのお二人の体験談も聞くことができる時間になりました。

子供たちが生活の中で恐いな、びっくりしたことは?
「停電」「母が帰るの遅いと心配になる」「急に避難訓練があるとびっくりする」「子供だけしかいない時に地震が起きたら・・・」「夜は道が暗い」
など、日常でも心配な気持ちになることがあります。

びっくりしたことは・・・?

今回、お越しいただいたフラガールの一人は大熊町出身。熊町小学校で長い揺れを経験し、怖かったそうです。揺れがおさまった後の校舎はガラスが割れ、銅像が倒れるなど時が止まったように感じ、不安な気持ちの中で家族の迎えを待ちました。原発事故で避難した当時は「帰れなくなるとは思ってなかった」と。避難先での生活は家族がいたから耐えられたそうです。

会津で学校が再開し、たくさんの人に助けられたことを実感。そんな彼女がフラガールとして『笑顔』を大切にし、大熊町の出張授業に来てくれることは大変嬉しいことです。

もう一人のフラガールは秋田出身。高校からフラダンスを始め、被災地に笑顔を届けようと福島に来たことがありました。仮設住宅で暮らす人たち、修復された道路だけど何もない景色を見て様々な思いを抱いたそうです。

コロナ禍で営業停止したハワイアンズでお客さんが来てくれた時に笑顔になってほしい、その思いで練習を続けていました。動画配信でショーを届けるなど工夫して活動していたそうです。
踊れる場所があって踊れる仲間がいることに感謝したと。

日常、当たり前にある幸せを見つめ直す子供たち。
「母の料理」「みんなと給食を食べる」「勉強ができる」「寝る」
それぞれどんな時に幸せを感じるのかを振り返りました。

フラダンスはゆらゆらとした動きが特徴です。基本の動きを教えてもらって音楽に合わせてダンスしました。

そしてプロのお二人のダンスを間近で見ることができました。振り付けもシンプルそうに見えますが、一つ一つの動きをしっかりやると大変そうです。
「歌詞に合った振り付けで、それぞれ違うんだなと思った」
「笑顔がキラキラしていて、勇気をもらえた」

授業が終わった後の1年生も来て「今年は2回、ハワイアンズに行った」と笑顔でお話ができました。限られた時間でしたが、参加した5・6年生は防災について考えることができた様子でした。

アロ〜ハ!
アロハの意味

フラガールの出張授業ではフラダンスの体験だけではなく、防災について学ぶ良い時間になりました。
「地震が起きたら近くの人を助けられるのかな、助けてもらえるのかな」
家族で防災について話してみましょう!