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【こども園】初!学び舎ゆめの森卒園式

本日、認定こども園「学び舎ゆめの森」から
第1号となる卒園児が巣立っていった。
自信に満ちた、凛とした美しい姿で…

式では大勢の前で「ゆめ」を語った…
「ゆめ」のたねがまかれたのだ
義務教育学校の個性豊かな木が集まってできる「森」をくぐって…
「最後のタ~~ッチ!」
でも、まだまだ続く、ここ「ゆめの森」での暮らし…

数々の思い出があり、振り返れば言葉があふれてくる…
ならば、私はこの言葉に全てを込めたい!

卒園するあなたへ たくさんの思い出を「ありがとう」

これからもずっと、あなたの応援団の私たち…

学び舎ゆめの森園長の式辞を全文掲載いたします。

令和5年度卒園証書授与式  式辞

~魔法の指先から 湧き出る泉から 新しい何かを作り続けよ~

 暖かな陽気に桜のつぼみもふくらむこの佳き日に、大熊町長吉田淳様、大熊町議会議長仲野剛様をはじめとしたご来賓の皆様、保護者の皆様に見守られ、卒園証書授与式を挙行できますことは誠に喜ばしく、ご列席の皆様に厚く御礼申し上げます。

 これまで愛海さんにたくさんの愛情を注ぎ育んでこられた保護者の皆様、お子様のはれの姿を目にされお慶びはいかばかりかと拝察いたします。心からお祝い申し上げます。

 大熊町立認定こども園学び舎ゆめの森の最初の卒園生になった大川愛海さん、ご卒園おめでとうございます。

 たくさんの思い出をつくりましたね。
 地域のたくさんの方と触れ合い、たくさんの生き物と触れ合い、たくさんの小さなお友達の面倒もみて、たくさん遊びましたね。
 愛海さんが楽しく遊ぶ姿は、地域の方も小さなお友達も先生たちもみんなを笑顔にしました。愛海さんは新しく始まった学び舎ゆめの森を明るく楽しい場所にしてくれました。どうもありがとうございました。

 たくさんの思い出をつくった愛海さんですが、私はいつもすごいなと驚いていたことがあります。お部屋に行くと、愛海さんはいつも新しい何かを創っていたことです。
 最初は、保育参観の時にお父さんと一緒に七夕の飾りを折り紙で創りましたね。
 スポーツフェスティバルの後は思い出を手や足の関節が動く見事な絵で表現しましたね。
 お芋掘りの後は、立派な紫のお芋を布と糸で、針を使って表現しましたね。
 年が明けてからはマフラーをふたつも編み物で創りましたね。
 卒園式前には、小さな木の板を使って園に飾るイヌやネコの壁飾りも創ってくれました。

 色々なものをどんどん創り出す愛海さんの指先はまるで魔法のようでした。色々なアイディアを産み出す愛海さんの頭は、まるで世界中の素敵なことが湧き出る泉のようでした。

 お外に遊びに行く時間も削って、「やってみたい」「もっとやる」と制作に夢中になる愛海さんの姿は素晴らしかったです。

 これは、義務教育学校に進んでからも、とっても大切なことです。学校でいちばん大切なことは、何かを覚えることではありません。何かを創り出せるようになることです。

 昔の学者さんで、アインシュタインという人がいました。宇宙の仕組みを発見したとてもすごい人です。アインシュタインさんが居なかったら、今もロケットを飛ばすことが出来ません。でも実は、アインシュタインさんはお勉強で何かを覚えるのがとっても苦手でした。でも、色々なことを発見できたんです。なぜでしょう。

 アインシュタインさんは言っています。「想像力は知識より大切だ。知識には限界があるが、想像力は世界を包み込む。」

 勉強して何かを覚えて、何かを知っているだけでは、新しいことを発見したり、創り出すことができないそうです。知識より「想像力」が必要だということです。「想像力」というのは、愛海さんの魔法の指先、泉が湧き出る頭です。

 愛海さん、学校に行っても、魔法の指先と泉が湧き出る頭を大切にして、ずっと新しい何かを創り続けてください。そうしたら、きっと周りのお友達や、家族のみんなや、地域の方々を笑顔にし続けることが出来ると思います。

 むすびに、愛海さんの卒園をお祝いし、義務教育学校でもたくさん遊んで学んで、そして新しいものをどんどん創りだして、活躍してくれることを願い式辞といたします。

令和6年3月22日
大熊町立認定こども園 学び舎 ゆめの森 園長 南郷 市兵


本日は誠におめでとうございます!
今日まで大変お世話になりました。ありがとうございました。