【こども園】畳だ!TATAMIだぁ~
本日、震災前から大熊町で浅野畳工業所を営んでいた浅野宙保さんが…
子どもたちのもとへ「本物の畳」を届けてくださいました…
浅野さんは、日本独自の文化と伝統を後世に紡ぐため
今もなお畳職人として避難先で畳を作り続けています…
浅野さんとの出会いは…
まだ学び舎ゆめの森が完成する前の初夏を迎えたころ…
「大熊町に戻ってきたこども園に畳を贈りたいんだ!」
「小さいうちから本物の畳の匂いや感触を味わってほしい」
電話の声からも畳職人としての誇りと
大熊町の子どもたちへの優しさが伝わってきました。
完成した学び舎での打合せ日から…
待ちに待った今日を迎えることができました!
こども園の各部屋に畳が届き…
畳を敷くなり、お部屋の中はイグサの香りでいっぱいになりました…
「たたみってどうやってつくるんですか…?」
「おっ、なんともシンプルで難しい質問だこと…」 って浅野さん
丁寧な言葉で分かりやすく答えてくださいました。
「大きくなってもみんなのそばに畳があるとうれしいなぁ」
畳職人としての想いも添えられていました…
目と手と足と鼻で畳を感じた子どもたち…
浅野さんは、畳の上の子どもたちの様子を見ながら ポツリ
「やっぱいい顔するなぁ…」
そうつぶやく浅野さんが一番いいお顔をされていましたよ…
南郷GMも小さいころに家の畳を張り替えた時の匂いは
今でも忘れることなく体が覚えているそうです。
「畳の上でいっぱい遊んで、畳を体でいっぱい感じながら大きくなってね!」
そう言ってゆめの森を後にしていきました…
それにしても本当にゆめの森の中で
森林浴をしているような心地よさがあって…
浅野さんによってゆめの森の「暮らし」に豊かさがもたらされたのでした!
ありがとうございました。
約1,400年も前から代々受け継がれてきた日本固有の文化である畳
生活様式の変化で畳の文化が薄れつつあります…
洋室中心の間取りが増えるなかで、最近では部屋の広さも「畳」ではなく
汎用性を持つ「帖」が浸透していますね…
一方で、今「TATAMI」は海外でも大人気なんですって!
浅野さんに聞くと、畳に悪いところは一つもないとのこと…
天然のアロマによるリラックス効果
ケガをしにくいクッション性
吸音に調質、空気の浄化…
これって子育てにおいても強い味方じゃないですか…
我々にとっても大事にしたい日本の「文化」です…