【行事】9年生 修学旅行2日目の様子
出発前は雨の予報でしたが、昨日に続き雨に見舞われることなく涼しい風を感じながら1日をスタートさせることができました。
2日目は京都市内散策のため、大阪から電車を使って移動します。通勤ラッシュの時間も近く、慣れない人混みの中をはぐれないように移動しました。
移動中も自主研修の流れをおさらい、細かな部分を見直しながら予定の確認を行いました。
京都駅の大きさに目を丸くしながらタクシーに乗り込みます。車内ではタクシーの運転手さんにガイドブックをいただきました。道中、修学旅行生の姿も見られ、運転手さんから京都の混雑具合や人気の観光ルート、おすすめのお土産の話などをお聞きしました。
坂を登り、清水寺に到着。今回は、本校の校名を揮毫していただきました清水寺貫主森清範猊下(げいか)にご招待をいただいての参拝でした。寺務所にお伺いし、円通殿にて森清範猊下へご挨拶。
ご講話をいただきました。
昨年の一年間の世相を現した漢字一文字「戦」から始まり、「北」「背」「仁」の由来にまつわるお話です。北という字は合わせた手を反対にした文字、つまりは背中合わせを意味すること、孔子が説いた「仁」は相手と向かい合って話し、共通理解を持つことの大切さを意味する漢字であること。今世界で起きている争いは、私たちが何か手を打って解決できるものではありません。それでも、一人一人の人間が持つ意識の変化で変わるものはあります。まだ「戦」の空気が色濃く残る現在ですが、二人の将来が、人と人とが話すことにより、今以上に平和な世界になっていることを願います。
ご講話の後、「愛」「清」「心」「夢」「希」「真」などの言葉を揮毫していただいた清水寺の冊子を頂戴し、記念撮影を行いました。
その後は、学芸員の坂井輝久様に、清水寺について、詳しくご案内していただきました。通常は非公開の多宝閣など、一般客は入れないところにも入れていただきました。その昔、清水寺がどうしてこの地に建立するに至ったか等々、普段はなかなかお聞きすることができない貴重なお話をおうかがいすることができて、とても有意義な時間となりました。
森清範猊下、学芸員の坂井輝久様、中西馨様をはじめ寺務所の皆様、大変お忙しい中、温かいおもてなしをしてくださり誠にありがとうございました。
清水寺を出発後、二人は別々の目的地に向かって出発となりました。教員二人ずつが付き添いますが、移動方法や時間などは自力です。離れている間もiPadで連絡を取りながら、再会を目指しました。
それぞれが計画を立てた産寧坂、東福寺を経て、伏見稲荷神社での合流を目指します。清水五条駅では初めての切符購入。現在いる駅から目的地の駅までの料金を見て、券売機で無事に購入することができました。観光地ならではの食べ物も多く、食べ歩きも楽しみました。
無事に再会を果たし、千本鳥居を巡りました。おもかる石は二人とも「重い!」「軽い!」と反対の反応。重かったと話した生徒も、「努力が足りないってことだね」と前向きな姿勢を見せていました。
伏見稲荷神社を出発後、京都駅で修学旅行最後の晩ごはんとなる「おばんざいビュフェ」を味わいました。
初日の疲れもあり、特に足の疲労は…。パンクしそうと訴えていました。京都駅の階上にある休憩所で休みを取り、美味しい晩ごはんも食べて宿へ向かうことができました。
いよいよ今日は最後の日、ユニバーサルスタジオジャパンを満喫してきたいと思います。