見出し画像

【こども園】芽吹く「エンパシー」

「森」は多様性の象徴である。「ゆめの森」も同じくそうありたい。

かつて日本は「竹林」のような社会だったのであろう。
一人一人の持っている違いを認めることにも寛容ではなかった。
また、単一国家の島国でもあり、
移民を積極的に認めてこなかった国としては、
当然多様性に対するリテラシーは低いのでしょう。
でも今は違う。
「ダイバーシティー&インクルージョン」という概念が
根付きはじめている。
つまり、今の時代において「多様性」が当たり前だとすれば、
今必要なことは、その向こうには何があり、
どんな力が必要なのかを考えることだと思うのです。
多様であるからこその課題や問題点は多々あるからこそ、
「エンパシー」が必要だと考えています。
これがゆめの森で大事にする価値観の一つなのです。

スクールバスに乗る機会があった…
ある幼児が車窓から外を眺め、「はたらくくるま」が活躍する姿を
私に一生懸命説明してくれた…
地を掘る「ショベルカー」を「強くて力持ちなんだよ!」と…
その力ですくい上げた土を乗せる「ダンプカー」を見て
「パパみたい」と笑みを浮かべてつぶやく…
彼のインサイドヘッドをのぞきたくて仕方なかった…
そんな時、目の前を通り過ぎた「大型バス」には、
「いっぱいはいって、いそいでいくんだよ!」って…
そこで好きな「はたらくくるま」を聞いてみた…
「しょうぼうしゃ」と答えてくれた…
「そっか。赤くてはしごも付いててかっこいいもんね?」と言うと…
「ちがうよ! しょうぼうしゃはやさしいんだよ!」ですって…

「くるま」にすら魂を吹き込み、それが何を考え、
どう感じているのかを想像しているのです!
桜吹雪に切なさを感じる傍らで…
「エンパシー」の芽吹きに春を感じたのでした…
幼児期からじっくり育み、磨いていきたい「力」です。



今日は「こぐまの会」
その月の誕生児をみんなでお祝いです!
残念ながら「本日の主役」は一人お休みでしたが…
安心してください!後日しっかりお祝いしますから…
ということで、質問タ~イム!

「大きくなったら何になりたい?」
迷わずに「おいしゃさん」ですって…
応援してますよ!
「おねがい おねがい た~べな~いで~♪」
今日のおはなしのプレゼントは「三匹のやぎのがらがらどん」

新入園児にとってははじめてかもしれませんが…
実は、この「三匹のやぎのがらがらどん」のオペレッタ
昨年度、卒園する子の「おめでとうの会」で…
卒園児と我々デザイナーが演じたものです…

あれから一ヶ月以上経ちますが…
あの時鑑賞していた現在2歳児クラスに進級した子どもたちは…
あれから毎日お面をかぶってやっています… 毎日ですよ毎日!

お歌もセリフも、もうCDが無くてもいけちゃうくらいです…

「よくもまぁ飽きないねぇ…」 絶対そう言いたくなりますから…

子どもたちの「好き」から始まるものってホントにすごいっ!