【日々の記録】わたし/あなたは地域の宝物
〔2月7日(水)の記録〕
月曜に降り積もった雪は、火曜のお日さまにもなんとか負けず水曜日の朝日に輝いていました。先日のnoteでも製作の様子をお伝えしたかまくら。立派な形を残している間にみんなで写真を撮ろう!と、朝の会が終わってすぐ校庭に走りました。
朝の通勤時間帯、ゆめの森校庭のすぐ目の前にかかる高速道路ではたくさんの車が行き来していました。「高速道路からも見えるだろうね!」「なんだあれーってびっくりしてるかも」と話すみんな。きっと、高速道路からこの様子が見えた人は子ども達が楽しそうに雪遊びをしていることに喜びを感じるのではないかと思います。
一度解けてまた凍った雪の硬さに目を見張ったり、薄く張った氷を掬ってその美しさに見惚れたり。短い時間でしたが、雪や氷のさまざまな表情を見つけられた時間になりました。
〔2月5日(月)の記録〕
長く晴れが続いた大熊町でも、久々に雲が空を覆う様子が見られました。窓の外では天気予報通りに雪が降り始めています。太陽が隠れて寒い一日となりましたが、ゆめの森のみんなは変わらず元気いっぱいに活動に取り組んでいました。
外の芝生を颯爽と滑り降りていく3年生たち。二人が乗っているのは、ゆめの森のどうぶつ達のエサが入っていた大きな袋です。今回のねらいは「ゴミなるものを遊び道具にする」。ゴミになるものでもただ捨てるだけではもったいないし、何より面白い方が楽しいものです。
きっと大人であれば迷わずたたんで捨ててしまうような大きな袋です、身体が大人よりも小さい子どもだからこそ生まれた発想かもしれません。何かアイデアに困ったときは、目線の違う子どもに聞くと新しい発想が得られるかもしれません。
[6年生 家庭科]
職員室前、いつもはこども園の先生が運ぶ押し車を押しているのは6年生の児童です。いつも元気いっぱいな高学年さんですが、写真にうつる園児の表情から伝わる通り、とても快適な乗り心地のようです。
「あなたは家庭や地域の宝物」。6年生が家庭科で取り組んでいる単元です。家庭内で取り組めることをたくさん学んできたみんな。でも実際の生活は家の人だけでなく地域の人とも相互に関わり合うことで成り立っています。快適で安全な生活のためには、地域の人々と進んで関わることが大切。今日はゆめの森校舎の中でお散歩中のこども園の皆さんと一緒に遊び、小さい子を前にしたとき自分にできることを探しました。
こども園と義務教育学校が同じ校舎で学んでいる学校は、全国を見ても本当にごくわずか。ゆめの森では、こども園さんが散歩や活動の合間に1年生から9年生の活動を応援してくれることもたくさんあります。また、幼い園児の皆さんとふれあう時の児童生徒の目の優しいことと言ったら!年齢で言えば子どものみんなも、小さな子どもを愛おしく思う年長者としての気持ちが育っているのだと感慨深くなります。
「地域の人々とどう関わるか」「地域の中で自分が何が出来るか」。言葉だけだと具体的な想像も難しい問いです。ですが、単元名の「あなたは家庭や地域の宝物」のように、同じ校舎の中で小さな子どもやお互いを慈しみ合う気持ちを大切にしていくことが一つの答えである気がします。お兄さんお姉さんとして、こども園の皆さんと様々な活動に取り組んでいきたいです。