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「ゆめの森」の校章を考えよう!

大熊町立 学び舎 ゆめの森の設計を担当しているスタッフの塚本です。今回は2021年10月22日、会津若松市にある大熊町立熊町小学校・大野小学校・大熊中学校で行った校章デザインのワークショップ(以下、WS)の様子をレポートします。

見たこと・感じたことを言葉や形にする練習


大熊町立学校では、新しく整備される「ゆめの森」の校章を、グラフィックデザイナーの廣村正彰さん(廣村デザイン事務所・代表)と児童生徒が一緒になって考えてきました。3回目のWSとなったこの日は、校章のイメージをみんなで膨らませました。

参加したのは、小学校・中学校の児童生徒の皆さん・先生方、教育委員会の増子先生(写真右)、設計者である飯田善彦・鈴木弘人大熊町教育施設設計業務共同企業体のメンバーでした。

そしてWSの講師は、廣村デザイン事務所の廣村さん(写真中)/山口さん(写真左)です。廣村さんは、新校舎の各部屋の名前や案内サインも手掛けています。

ws前に講師たちが集まって作戦会議・・・
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小中学校の児童生徒の皆さん、先生方に集まって頂きWSが始まります!

グラフィックデザインの仕事や、サインってなに?となかなか馴染みのない分野についてWSでは毎回丁寧に生徒の皆さんと共有しています。

今回も色々なマークの事例を見せながら、これからゆめの森の校章をみんなでも考えてみようと提案しました。

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学び舎 ゆめの森からイメージする言葉を絵にしてみよう!

まず、増子先生から生徒の皆さん、先生方、設計チームメンバーに向けて「それぞれ学び舎 ゆめの森のイメージやこんな学校になったらいいなという希望はありますか?」と投げかけをもらいました。

すぐにはパッと出てこないので、みんなで相談したり話しながら……。自分の言葉にする時間をとろうとしたり、友達の発言をゆっくり待ったりする姿勢がとても素敵だなと感じました。

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「何でも楽しく学べる」、「本がいっぱい」、「いろんな人が集まる」、「小さい子から地域の人をつなぐ」、「ゆめがあふれる」などなど・・・沢山の言葉が生まれました!

生徒も先生も関係なくみんなフラットに意見を発表する

私がWSなどに参加していつも「大熊ならでは!」と感じるのが、先生も生徒もそれぞれが自分の意見を発表しているところです。ここは生徒だけでなく先生、設計者やデザイナーも関係なくフラットに意見を言える場所だと感じます。

さてそれぞれの言葉のイメージを絵にするとどうなるか?!とても難しいお題に廣村さんと山口さんが即興で応えていきます。

なかなか難しそう・・・

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講師たちも相談中・・・

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途中からは中学生のはなちゃんが描いたスケッチを見せてもらったりしつつ、言葉からイメージを作っていきました。

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皆さんのゆめの森のイメージから即興でデザインするという難しいお題に、苦しみながらも廣村さんと山口さんが答えていくのがとても面白かったです。この時点ではまだ形は見えていませんでしたが、きっと次回には仕上げて頂けるのだろうと期待が高まりました!

次回の校章ワークショップの様子も更新しますので楽しみにしてくださいね!

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