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【日々の記録】6/16 雨のち、晴れ!


「晴れになれ」。願いが天に通じて・・。

皆さん、こんにちは。
今日は朝から雨。個人的には雨は嫌いです。靴が濡れるし、気分もどんより・・。
いつも元気な子どもたちも、やっぱり雨より晴れが好きなようです。昨日からブームになっている「晴れになれ!」の歌と共に行われる雨止みの儀式が、朝から賑やかに挙行されております。
すると、子どもたちの願いが天に届いたのでしょう。1時間目の途中には雲が去り、青空が広がりました。
やまない雨はない。人間万事塞翁が馬。人生とおんなじだね。


大切な「命」だからこそ、じっくり観察しました。

さて3年生の活動です。3年生は春から理科の学習の一環として、モンシロチョウを飼育してきました。キャベツ畑からタマゴを採集し、次々と変化するその姿をつぶさに観察してきました。大切に育てた幼虫は、見事成虫になり、小さな飼育箱の中を飛び回るようになりました。「ちょうちょになった!」と喜んだのも束の間、彼らの思索が始まります。
「・・・どうする?」「なんか狭くてかわいそう。」「空に帰してあげようよ。」
心優しき二人の手によって、白い蝶は青い空に帰っていたのでした。
さてここから。改めて先生が問います。
「蝶々の体はどんな体だった?足は?触角は?」
「・・・・。」子どもたちは絶句。すぐに蝶を観察しようにも、すでに蝶は青空にの彼方です。健気な蝶の姿に心打たれ、成虫の観察という目的を忘れていたのです。「よっしゃ。蝶々を見つけに行こう!」
失敗しても、またチャレンジすればいい。子どもたちはなかなかタフです。
「すみません。蝶を獲らせてください。」
地域の農家さんにお願いし、キャベツ畑で新しい蝶を捕まえてきました。こうして蝶の飼育は再開されたのです。


蝶への興味は、1年生へも飛び火して・・。

大切にしていたモンシロチョウ。残念ながら今朝、死んでしまいました。悲しい出来事ですが、彼らの探究心は、容易に感傷を乗り越えていきます。
「もう動かないから、もっと詳しく観察できる!」
蝶の隅々まで観察することが蝶への恩返しとばかり、彼らの研究に熱が入ります。
研究成果をまとめ、最後はカメラに収めた蝶の写真をハサミで切り離し、みんなが理解しやすいようにパズルを作りました。
「ちょうちょの足は何本あるの?」「足は体の、どこにくっついている?」
3年生のお手製パズルに、一年生も夢中です。
1匹のモンシロチョウの命から、下級生全体へと興味の種が芽生えた素敵な1日でした。やまない雨はない。命よ。ありがとう。