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【行事】演劇で、校歌の歌詞をふかぼり
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3年生国語の授業写真です。金子みすずの「私と小鳥と鈴と」を音読するために、思いきり声を出せる環境を探しました。詩の鑑賞は、黙読や音読、表現に見られる工夫の考察など、言葉による見方・考え方を深めるのにぴったりの教材です。
今日の演劇でも、詩の鑑賞を行いました。今回鑑賞するのは「ゆめの森のうた(校歌)」の歌詞です。谷川俊太郎さん作詞、谷川賢作さん作曲のゆめの森うたは、みんなの大好きな歌です。
鑑賞といっても、机上で辞書をめくって言葉の意味を調べる訳ではありません。演劇のプロであるきむじゅんデザイナーと一緒に、体全身を使って校歌について考えます。
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まず考えたのは、歌詞にある「グングングン」と「ルンルンルン」。グングングンって、どんな感じ?ルンルンルンって、どんな動き?友だちと一緒に、体を使って表現してみます。
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グングングンの表現では、みんなでしゃがんでグーー……っと力をためてから、思いっきりジャンプ!小さな種がパワーを浴びて元気いっぱいに伸びる様子が連想されます。ルンルンルンの表現では、手をつないでスキップ。本当は「ルンルンルン」なんて音は出ていないのですが、なぜかとても楽しげな音が聞こえてくるようです。
次に考えを深めたのは、「ひとり」と「みんな」について。ひとりが好きな人、みんなが好きな人に分かれてみると、ぴったり半分半分くらいに。デザイナーが間に立って、それぞれにひとりとみんなの良い所を聞きます。「一人だと好きなゲームをやれる!」「ごはんはみんなで食べる方が美味しい!」など、お互いの意見を聞いて移動する子どももいました。そんな中で出た、「一人がいい時もあるし、みんながいい時もある。どっちも良くて、バランスが大切なんだと思う」という6年生の意見にみんな納得の表情を浮かべていました。
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最後は、歌詞にある「でもやっぱみんなと一緒がいいな」に合わせて大集合。少ない人数ですから、すでに仲良し同士のみんなですが、校歌に合わせて「みんな」になってはしゃぐ姿はとても楽しそうでした。
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ひとりが好きな人もいれば、みんなでいるのが好きな人もいること。一見すれば「みんな」でも、その集まりは「ひとり」が集まってできていること。そして、そんなまるで違う一人一人が集まってできているのが「みんな」なんだ、という当たり前だけれど、とても大切なことを歌っていると感じます。
今日のワークショップでは、再言語化が難しい歌詞の神髄を、演劇の過程を通して今まで以上に理解できたのではないか…と感じました。演劇ワークショップの練習はまだまだ続きます。担当デザイナー同士で何度も話し合いを重ね、より良い演劇指導を目指していきます。
1・2年生の生活科では、児童と担当デザイナーが捕まえた正体不明の虫について調査。以前から育てていたクワガタの育て方も一緒に調べました。
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調べた所、1匹はイナゴだということが判明。もう1匹は鈴虫かコオロギかまでは絞れましたが、最後の二択が難しい様子。虫に詳しい人を探し、スクールコンシェルジュに聞いてみることにしました。
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「鈴虫はもっと羽が大きいから、これはエンマコオロギだね。」との回答が。2年生はさらにNHK for schoolを使ってバッタの育て方の動画を視聴。本で調べたことと照らし合わせてコオロギの育て方の参考にしました。その結果、コオロギを育てるためには草が必要だと分かりました。
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自然豊かなゆめの森は、校内に虫が迷いこむことがあります。今回のコオロギもその1匹です。デザイナーとみんなで相談した結果、イナゴとコオロギもクワガタと一緒にゆめの森の新メンバーとして育てることに決めました。1・2年生生活科の学びはさらに広がっていきそうです。