【日々の記録】120%の力で
今日もみんなで演劇の練習。……ですが、いつもならそれぞれのポジションにつくみんながお客さんの席に座っています。そして代わりにポジションについているのはゆめの森のデザイナー達。いったいどういうことでしょうか。
今日の演劇はうってかわって見る側からのスタートです。順調に練習を重ねている演劇ですが、どうやらちょっとだけイメージが上手くいかない所がある様子。本当であれば言葉だけで説明して子どもが考えた形で演劇を進められば理想ですが、まだまだ未体験のこともたくさんある子ども達です。
今回は特別にデザイナーが「120%の演劇」を演じ、子ども達に全力の演劇を体感してもらうことにしました。
9年生は台本とペンを手に気づいたことをさらさらとメモ。日頃一緒に働くデザイナーですが、演劇のセリフはまだ見たことのないデザイナーの一面を引き出します。子ども達はふむふむという顔で、でもたまにびっくりした顔も見せながら観劇していました。
本当は「見る」側だったはずの子ども達でしたが、演劇の後半では何名かの児童がいつの間にか演技の中に入り込んでいました。ついついその世界に混ざりたくなってしまうような、エネルギー溢れる素晴らしい演劇を見せてくれました。
デザイナーの演技の後は改めて子ども達の演技。デザイナーの120%の演技を目にしたことで、子ども達の演技の解像度も上がったようでした。人によってはあれくらいやっていいんだ!と「本当の力」を出せるようになった雰囲気の子どももおり、良い影響をもらうというのはまさにこのことを言うのだろうと感じました。練習が終わった後はALTのベンが生徒の演技を称賛、褒められた生徒もとても嬉しそうな様子でした。
こども園さんの記事にて詳しく書かれていますが、ゆめの森では現在よさこいソーランの練習が進められています。今日は職員から借りた16年前の引き継ぎ式の映像を見て、よさこいソーランがどれくらい大切に受け継がれてきたのかを知ることができた様子でした。卒業生の力を借り、全体で揃える部分を決めて完成度もどんどん上がってきました。地域の皆さんにご披露できる日に向け、引き続き練習に励んでいきます。
緑のかわいいカチューシャです。後ろに並ぶ緑色のシャツは子ども達のお手製。こちらも皆さんにご披露できる日をお待ちください。