【こども園】たかが砂、されど砂
丸東マンによって砂場の砂が運ばれ…
ドカーンと空っぽになった砂場に新たな砂がやってきた…
この砂を届けてくれた方こそ
砂場遊びの研究の第一人者であります福島大学の宗形潤子先生です…
またもや大きな「はたらくくるま」で運ばれた砂は…
この時を待ちわびていた砂場に一気に流し込まれる…
流れ落ちる様子から感じる良質さ
何よりもふれて感じる上質さ
一瞬でこの砂の虜になってしまいます…
これぞ福島県が誇る棚倉町産の「洗い砂」でございます!
宗形先生には砂場遊びについてお話をいただこうと思っていましたが…
この砂にふれてしまえば遊び込んでしまう大人たち…
「砂」とはこういうものです! 「砂場」とはこういう場所です!
粒子の整った砂をギュッとすれば、握ったままの形で保たれる
当然砂を型枠に入れて型抜きすれば型のまま
手にまとわりつくような滑らかさと水を流した時の保水力に驚かされる…
ますます「砂」は遊びの素材として最高だと感じる…
だって、子どもの働きかけに対する応答性が
こんなに高い素材ってありますかね…?
皿に盛ったらライス、器に入れたらスープですって…
丸めたら団子で掘ったら穴、積み上げれば山になり…
手で固められるということは、簡単に崩すことだってできる…
また新たに何かが生まれることになる…
ロバート・フルガム著
「人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ」
一日砂場でただ遊んでいるように見えても…
「時間」「空間」「仲間」+1
デザイナーの惜しみない隠れた「手間」の中で
子どもたちは本当に様々なことを感じ考え学んでいるんです…
我々も、今しかできないことが今できる幸せな環境のひとつが
「砂場」だと思っています…
感覚が研ぎ澄まされる場所、それが「砂場」なのです…
大切にしたい場所であり、大事にしたい遊びです…
たかが砂かもしれないが、されど砂なのです…
砂遊びにデメリットなるものがもしあったら是非教えてください!
何度かこのnoteでも砂場についてふれる機会もありましたが
砂場について語り出すとついつい熱くなってしまう私ではありますが…
砂場で遊ぶ子どもたちの姿からそう思うのです…
こうして、ゆめの森の園庭に豊かさがまたひとつもたらされました…
ゆめの森には粒子のサイズによって…
「砂礫(されき)」「砂」「泥」の遊び場ができました…
子どもたちの遊ぶ姿をもとに、今後も宗形先生と砂場遊びについて
研修を深めていくことをお約束させていただきました…
宗形先生、引き続きどうぞよろしくお願いいたします…
台風1号北上に伴い、園庭の異変に気付いているものの…
外で遊ぶ機会に恵まれずですが…
子どもたちがここで戯れる姿を想像するだけで
ワクワクしている私なのです…
子どもの砂遊びを見守りながら、
時にはデザイナーも一緒に思いっきり砂遊びを楽しんでいきます!