【日々の記録】音楽×絵本=クリスマス!
[1年生 国語]
ある日の午後、職員室を訪れた1年生たち。「お店やさんに来てください!」という元気な声に惹かれて後ろをついていくと、なんといつもの部屋がお店屋さんでいっぱいの商店街になっているではありませんか!
1年生たちは国語「ものの なまえ」の単元で、集めたものの名前を使ってお店屋さんを開きました。お店の看板も自分たちの手づくり。創作工房にある木材に、アピールポイントと一緒にお店の名前を書きます。
「お金はいくら持っていけばいいかな?」と聞くと、「チケットがあるからお金はいらないよ!」との答えが。お店で欲しい商品を見つけたら、はじめに渡される4枚のチケットを店員さんに渡すことで契約が成立するそう。このチケットもやはり子どもたちの手づくり。個性あふれるお店の前で、ついつい色々と目移りしてしまいまいた。
職員室のデザイナーだけでなくこども園のデザイナーや外部からいらっしゃったお客様も足を運んでくださり、1年生のお店は大繁盛!スポーツ用品店、果物屋さん、花屋さん、おにぎり屋さん。お客様たちはチケットを手に店員さんたちと相談しながらお買い物を楽しみました。
はじめに渡されるチケットは4枚。商品ひとつにつきチケット一枚と交換かな?と商品を吟味していると、「もう一個おまけするよ!」とどのお店も太っ腹の対応。素敵なお花やサッカーゴールなどを買い、どのお店も完売状態となりました。
楽しいお店屋さんでしたが、お客さんたちの反応も気になるところ。授業の最後では、お客さん役のデザイナーから子どもたちへの振り返りコメントが寄せられました。「やっぱり大きな声で来てください!と呼んでくれる店員さんがいると入りたくなります。また、何を売っているかが分かりやすいと買いたいと思えました。」
子どもたちもデザイナーからのコメントを受けて「褒められて嬉しかった!もっと元気よく声を出して、お客さんに喜んでもらえるようにサービスしたい。試食とかあると嬉しいかも」と経営者ばりの姿勢を見せていました。
明日の国語ではこども園さんをお客様としてお迎える予定です。1年生のお兄さんお姉さん、素敵な接客を期待しています!
〔ブックトーク・ブックラボ〕
くまのポケットの皆さんをお招きして今月も開催されたブックトーク・ブックラボ。前回に続き1年生〜3年生のブックラボは読み聞かせを自分たちで行いました。先日お店で買ったお気に入りの本を手にしてみんなに読んだり、3年生の先輩と一緒に読んだりと、個性豊かな本が集まる読み聞かせとなりました。
こども園さんの記事でもありましたが、この日はヴァイオリニストの方が来校され、学校生活のさまざまな場面で音楽とのコラボレーションを叶えてくださいました。
4年生〜7年生のブックトークでは、読み聞かせに合わせて即興で演奏。「戦争をやめた人たち:1914年のクリスマス休戦」では、戦場の重たい空気を表現する弦の音に顔を強張らせました。ですが、戦いの最中でも敵国同士が肩を組んでクリスマスを祝い歌い合う場面では、ヴァイオリンから奏でられるクリスマスの曲の数々に顔を綻ばせました。
くまのポケットさんの引き込まれる読み聞かせと、生の音楽が組み合わさった読み聞かせに子どもたちは目と耳をすっかり奪われていたようでした。
つづく「クリスマスの12日」では子どもたちそれぞれが手渡された絵を持って準備。これは何??と不思議そうな表情を浮かべましたが、くまのポケットさんが絵本をめくりながら歌い始めてすぐにピンときました。この絵本は数え歌になっていて、子どもたちの手にある絵はそれぞれ数字を意味していたのです!歌に合わせて絵を上げ下げ。特に1日目の「1羽の雄鶏」担当の児童は12回も手を上げなくてはいけません!曲が進めば進むほどに手を上げ下げしなければいけないと気づいた子どもたちは大はしゃぎで歌と読み聞かせを楽しんでいました。
本の広場中央では1日ヴァイオリンやヴィオラなどが置かれ、子供達がいつでも弾ける状態にしていただきました。おそるおそる弓を弾くと美しく低い音を奏でる楽器に魅了され、かわるがわる楽器を手に音楽に親しみました。