見出し画像

【日々の記録】薬物について考える

5~9年生を対象に学校薬剤師をお招きし、薬物乱用防止教室が行われました。

ならは薬局の管理薬剤師をされている方で、薬を調剤したり販売したりする職業です。学校薬剤師は学校の水質検査や給食検査を行い、照度検査や空気検査も行います。健康相談も実施しているとのことで、学校を支えてくれる方です。

事前学習として「薬物のイメージ、知っていること」をワークシートに書いてもらいました。保健の授業で学んだことがある学年の子もいます。

・幸せになれる
・病気を治す
・市販薬
・違法、使うと捕まる
・止められない
・依存性がある
・危ない

ワークシートで子供たちから出た質問は・・・
「危なさの段階はありますか」「どんな種類がありますか」「飲み過ぎるとどうなりますか」「実際に飲むとどうなりますか」「違法なのにどうやって手に入れるんですか」「普通の薬でも決められた量以上を飲むと乱用になるんですか」「体にどのような変化が起きますか」

今回、薬物乱用について詳しく教えていただきました。事前ワークシートでの疑問点は解消されました。

薬も良いものと悪いものがあります。薬物乱用とはルールを守らずに薬物を使うことです。病気の治療や予防のための薬を指示に従わずに、違う目的で使うこともNGです。痛み止めを規定の量より飲むことも乱用になります。

どんなものが違法薬物?
大麻、コカイン、覚醒剤、麻薬・・・。
今は飴やクッキーの中に入ってるものもあるらしく、過剰摂取で亡くなる人もいます。未成年が大麻に関わる事件も増加していると。

ドーピングも違法であり、資格停止や記録抹消など厳しい罰則があります。ゲートウェイドラッグとは依存性のある薬物使用の入り口となる薬物のことです。タバコやアルコールは摂取し続けると、知能が低下するなど脳に影響があります。心筋梗塞など、病気のリスクも高くなります。

脳や肺の写真を見て、どのような変化があるのかを確認しました。
薬物乱用は1回でも「ダメ。ゼッタイ」

カフェインはコーヒーやエナジードリンク、ココアやお茶にも入っています。摂り過ぎると動悸や頭痛、吐き気や不眠などの症状が出ます。中学生でも急性カフェイン中毒症で苦しむことも・・・!

やめたくてもやめられない「依存症」
脳の機能は一度壊れると、元には戻りません。

「眠れないならご飯を食べて寝ればいい」
薬に頼ろうとしない発言も飛び交いました。

乱用のきっかけは誰かに誘われることが多く「みんな使ってる」「勉強が捗るよ」などの言葉に惑わされてしまうそう。キッパリ断ることが大切で、人や法律に頼ることも必要です。

薬物を近づけないためには健康な心と体が必要です。
そのためには、規則正しい生活や朝食を食べる、適度な運動をする、周りに相談できる人をつくる…。自分の健康を守るのは、やっぱり最後は自分です。自分を大切にしましょう!

薬物の標本

みんなのストレス解消方法
・ゲーム・散歩・寝る・食べる・読書・温泉・音楽を聴く・運動する

~感想~
・脳は一回壊れると元に戻らなくなるから、依存するものには気をつけたいです。危険な薬物について分かりました。
・薬剤師さんは小さい子供のために薬の飲み方をいろいろ考えてくれていることが分かりました。
・市販の薬でも飲み過ぎると乱用になる。「ダメ。ゼッタイ」
・誘われたら話をそらす。市販薬でも用法、用量を守りたいです。