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【こども園】職人ここにあり(藤川優佳理)

ただいま、お預かりしているお子様の安全を確保した上で、
新たな学び舎へのお引っ越し作業を行っています…
全面養生されていても、什器や遊具、用具が搬入されると…
だいぶ雰囲気が変わっていきます…
我々同様、建物自体もウキウキしているようにも感じます…
やはり、ここ学び舎ゆめの森はただの建物ではなく…
子どもたちとデザイナー、またはここを訪れる方々が学び多き時間を共に過ごす…
「学び舎という道具」であり、「ゆめの森という遊具」なんですね…
創る側の責任として、建築家が意図を込めたこの学び舎…
次は、我々が使う側の責任として、意図をもって使いこなすのみです!

デザイナーは連日足を運んでは…
「ここってこんな使い方できるんじゃないかなぁ…」
「きっとここで遊ぶよねぇ~」なんて…
ここで過ごす子どもたちをイメージしながら…
子どもたちの動線を考えた環境づくりに励んでおります!
これすなわち使いこなすための一歩なりっ…


そんな慌ただしい中でも…
協力しながら穏やかに家庭的な保育を行っているデザイナー
お昼寝中を除いては、笑顔の絶えない日々が続いています…

これは、デザイナー一人一人の子どもたちへの想いと意図があってこそ…

そんなデザイナーのある「想い」にふれる機会がありましたので…
おすそ分けさせていただきます…

デザイナーとのたわいもない「対話」の中で…
「子どもたちとの関りが楽しくて仕方ない!」
そんな言葉なんていらない位の笑顔で言っていた…

そこまで溢れ出るほどの楽しさをどこに感じてくれているんだろう…
このデザイナーはこう続ける…

「なんていうかぁ… うまく表現できないけど、心のカギを探すのが好きなんです!」

そう切り出した言葉の本質には…
                                                                                                                
発達段階に応じて…
「人見知り」だってある 「イヤイヤ期」だってある
お友だちと「ケンカ」だってする ただ「機嫌が悪い」ときだってある 
「わがまま」だって言うし…
だから、うまくいかない時だらけだけど…
「葛藤」しながら子どもは育つという思いがあって…
でも、うまく自分の心に折り合いをつけることができない子どもだから
見守りながら、その時々の心持に対して丁寧に向き合う…

その子の「好き!」や「なぜ?」を感じれば…
その子の気持ちにチューニングを合わせる…

そうやって子どもと関わっていきたいという思いが込められていた…

泣いている子どもの気を散らすかのような
その場しのぎのカギなんかではない!

それにしても、マスターキーや合鍵なんてない「心のカギ」
これを探す作業って…
古の開かずの金庫を鍵師が解錠に挑むがごとく
骨を折るものである…

でも、ここに楽しさを感じる気質…
職人である! これぞまさにプロである!

職人気質のデザイナーのお話でした…

みんなにも読んでほしいですか?

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