【行事】6/27 地域とつながる 地域をつなげる
皆さん、こんにちは。
今日は、大熊町交流施設linkる大熊において、大熊町社会福祉協議会主催によるニュースポーツ大会が行われました。多くの地域の方々や地区職員の皆さん、そして我らが学び舎ゆめの森メンバーが参加し、賑やかで楽しい会になりました。
学び舎ゆめの森が大熊町に帰り、はや3ヶ月。道々で挨拶する方は増えました。この大熊の地に、「ゆめの森の根っこ」は少しずつ、確かに伸びています。ただ、真に地域に根差し、より豊かに大きく森を育てるためには、まだまだ道半ばであるとも感じます。私自身、自らの足できちんとこの地に立てているのか、心許ない思いもあります。しかし、今日の大会は、そんな不安を吹き飛ばす素晴らしい機会になりました。
楽堂の 屋根ぞ破らん 体育祭
linkる大熊に集ったメンバー数十名。初対面の方も多く、少しドキドキします。でもモジモジなんてしていられません。オリジナル名刺を差し上げて、お互い自己紹介のスタートです。写真は9年生の二人。さすが大したものです。こちらがお節介を焼かなくても、どんどん交流の輪が広がっていきます。
「このイラストかわいいね。自分で描いたの?」
名刺に描かれた似顔絵で、話に花が咲きます。
「いいえ〜、描いてもらったんです。」「あら、そう。そっくりだね。」
だいぶ緊張もほぐれたところで、チーム対抗ニュースポーツ大会スタートです。
ここでニュースポーツの説明です。ニュースポーツとは、20世紀後半以降に新しく考案されたスポーツで、年齢や体力にかかわらず誰もが楽しめるスポーツです。今日は、囲碁ボール、ボッチャ、スカットボールの3種目に挑戦です。ルールを教えてもらい、プレイボール!
一見簡単そうに見えますが、やってみるとコツを掴むまでなかなか大変です。
「もっと、そっと打ってごらん。」
「あー、おしい!」「頑張れー!」
ゲームが始まると、声援にアドバイスに歓声に、多目的ホールの屋根が飛んでいってしまうほどの賑わいです。勝敗に一喜一憂しながらも、ゲームを通じて自然とメンバーの結束も固まっていきます。気が付けばあっという間に終了の時間です。記念撮影を終え、再会を約束してlinkる大熊を後にしたのでした。楽しかった!
七夕が近づいてきました。
大熊町の各施設には、ササが飾られ、涼しげです。
今日はみんなで、願いを書いた短冊をかけにいきました。どんな願いがあるのかなとちょっと覗いてみると・・・。
「100万円がほしい」
あら、皆さん現実的なんですね。
たくさんの方に願い事を書いていただこうと、まずは、5年生が町役場住民課に短冊を手渡しにいきました。そして、町長室も訪れたのでした。緊張しながら部屋に入ると、町長は立って優しく出迎えてくれました。短冊のお願いの前に、恒例の名刺交換です。いつもはマイペースな印象の5年生も、額に汗をびっしょりかいて緊張の面持ちです。
「ぜひ短冊に願い事を書いてください。お願いします。」
ビタミンカラーのオレンジの短冊を町長に直接渡し、無事任務完了。
「すごい緊張した!手まで汗かいちゃった!」
紅潮した顔で満足そうに話す5年生なのでした。
たくさんの方々と出会い、たくさんの「楽しい」を共有した1日でした。
しかし、ゆめの森は「地域とつながる」だけで終わりではありません。
これら活動を糧に、「地域をつなげる」ゆめの森になりたい。
それはこれからの宿題です。