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【日々の記録】美味しい苺を育てるために

【6年 家庭科】

6年生家庭科では最後のまとめの活動としてぞうきん縫いを行いました。ミシンの扱いにも慣れてきた様子、と思いきや一部の雑巾はすっぽり手が入るほど縫いしろが残っています。笑いながらそのことを指摘すると、「ここに手を入れて掃除できるから便利なんだ」との返事が。実用性の重視も忘れていません。

今回作成した雑巾は、これから先生方に感謝の気持ちを込めてプレゼントする予定だそうです。
いよいよ1年間のまとめに向かう時期。この雑巾達で学校をきれいにして、すっきりとした気持ちで1年を終えたいと思います。

【1年生 図工】
2校時、創作工房では1年生がビニール手袋を使った作品作りに取り組んでいました。コップに刺さったストローに息を吹き込むと、コップからビニール手袋がぷくーっと飛び出してくる仕組みです。1年生のセンスが光る作品で、ビニール手袋の指先1つ1つにカラフルなネイルが施してあったりと、見ていて楽しい作品ばかり。「こども園でみせてこよーっと!」と創作工房を飛び出した1年生達。こども園との交流が重なる間に、1年生達は図工で作品が完成すると園のみんなに見せにいくことが常になりました。

こども園のみんなは、とびでる手袋にびっくりした表情!

迎え入れてくれたこども園のみんなも、児童のふくらむ手袋におおはしゃぎ!自分達で見せ合うだけではなく、実際に園児のみんなと遊ぶことで作品達がおもちゃとして完成できたような気がします。この1年、様々な場面で交流を深めてきた1年生とこども園のみんな。こども園のみんなが1年生2年生になって、さらに大きくなった今の1年生のみんなとどんな交流が生まれるのか。これからも良い学び合いが生まれることが楽しみです。

【3月7日】
先日のnoteでも様子をお伝えした、ブロイラーの喫食体験。当日、ネイチャーラボの活動は別の場所でも行われていました。場所は大熊町の苺農園・ネクサスファーム大熊です。

ありがたいことにいちご狩りをさせて頂いた先日の訪問。今日の訪問目的は、苺を育てる上で大切な摘み取り体験をすることです。いちご狩りと何が違うのか?子ども達は不思議そうな顔を浮かべたままネクサスファームに到着。手にビニール袋をはめ靴を消毒し、いつもとは違うビニールハウスに入りました。

今回の苺摘み取りは、脇芽と呼ばれる芽を摘むことが目的です。美味しい苺にするためには、苺に栄養が行き届くことが必要不可欠。この脇芽を摘むことで、栄養が正しく苺に届くようになります。

脇芽を摘みる理由についてお聞きしました

ビニールハウスに並ぶたくさんのレーン。いくつかのレーンを作業のために割り当てて頂きました。

一人一回ずつ職員さんと一緒に摘み取り方を確認しました。

教えてもらった説明では、①新芽を抜いてはいけない②脇芽はなるべく茎に近いところから切る という二点を大切にすることが大事だと分かりました。しかしこの脇芽、一緒に説明を聞いていたデザイナーでも見分けるのが大変難しいと感じました。子ども達に脇芽を取ることができるだろうか?チームに分かれデザイナーが寄り添って活動にあたらなければと感じている間に、子ども達はネクサスファームの職員さんに「これは新芽?」「これは切っていいやつ?」と質問しながらさくさくと作業を進めていきます。

あっという間に一人でもくもくと作業に集中していました

当初予定していたレーンがあっという間に終わり、「もっと摘みたい!」とやる気を見せる子ども達のため、実施予定のなかったレーンをあけていただきました。一度終わったレーンも一枚一枚葉をめくりながら取りこぼしがないかをパッパと見てまわる様子は、もうすっかり仕事人の表情です。

コツをつかんだみんなは頼もしいです!

レーンの中で取ることができる芽をほとんど摘んだみんなは、最後に土を戻す作業をお手伝い。こちらもカップの中の土を完全に取り出すのが難しかったのですが、コツをつかんだ子ども達は両手にカップを携えカンカン!と上手くぶつけあい、みるみるうちに土が山盛りになっていきます。ここにある土を全部戻す、という使命感に満ちたみんなでしたが、帰りの時間が来てしまったため今日の摘み取り体験は終わりとなりました。

素敵なお土産をありがとうございました!

最後は美味しいゼリーをお土産にいただき、帰路につきました。

芽の摘み取りを行うとき、「芽を摘むなんてかわいそう!」と話していた子ども達。邪推ですが、先の喫食体験のことが頭をかすめたのかもしれません。ですが、職員の方から脇芽摘みの大切さをお聞きし実際にその活動を体験したことで、芽を間引くことの大切さを感じ取ったようでした。
自分達が食べているものは、動物だけでなく植物も命であること。人間が生きるために食べるために命を育てるとはどういうことなのか。今回のネイチャープロジェクトでの喫食体験・苺の摘み取り体験は子ども達にとって大きな学びを与えてくれました。
ネクサスファームの皆さん、ありがとうございました!

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