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【日々の活動】試して、納得!

9月になって1週間以上過ぎました。しかし、まだまだ暑い日が続いています。
児童生徒達は、あいも変わらず、暑さをものともせず、汗をかきかき遊んでいます。
台風が過ぎ、今日は久方ぶりにゆめの森の上に大きな青い空が広がりました。
さて、青空の下、今日も皆様とご一緒にゆめの森を探索してみましょう。


泥遊びちゃうで!
みて。どろんこになっちゃった。


6年生の活動を見てみましょう。みんなして靴下を脱ぎ、裸足になっています。ん?体育かなと思ってみていると、靴下の匂いをみんなで嗅いでいます。
「う、くせぇ!」
「何やってんの?」心配になって声をかけてみると、
「ん?これから家庭科の勉強です。」
はて?靴下の匂いを嗅ぐ単元なんてあったかしらと不思議に思い、眺めていると、もう片方の靴下をおもむろに泥になすりつけ始めました。
「ほれ、汚れるよ!」老婆心を起こして再び声をかけると、
「これから洗濯の実験だよ。」と児童が教えてくれました。
匂いだけの靴下と、泥汚れの靴下と、どんな洗い方でどれだけ綺麗になるのか実際に試してみるようです。デザイナーに言われ、各自タライと洗濯板を準備しました。「洗濯板」なんて簡単にかきましたが、初めて触る児童がほとんどです。
さて、洗濯の実践です。デザイナーが問います。
「匂いの靴下から洗ってみよう。」
児童たちは、水の中でじゃぶじゃぶしたり、ぐるぐる回したり。
「どう?匂いは落ちた?」
改めて、自分の靴下の匂いを嗅いでみます。
「んー、あんまり臭くない。」
簡単な汗汚れなら、あんまりゴシゴシしなくても綺麗になることがわかりました。
さて次は泥汚れです。同じようにじゃぶじゃぶしてもなかなか綺麗になりません。
「洗濯板を使ってみよう!」
洗濯板を正しく斜めにして使う児童もいれば、水中に水平に沈めてゴシゴシ擦っている児童もいます。
「モモタロウで見たことあんねん。」児童の一人が得意げに答えます。
タライの水は泥で真っ黒。しかし、児童は黙々とゴシゴシを続けています。
デザイナーが声をかけます。
「ねえ、そのまま真っ黒の水で洗い続けて綺麗になると思う?」
「あ、そうだ!すすぎだ!」
前回の授業を思い出したようです。綺麗な水ですすいで、ようやく綺麗になりました。洗濯はこれで終わりではありません。洗い物を干す作業が残っています。
「さあ、洗濯物を干しましょう。好きなところに干していいよー。」
デザイナーの声がけにみんな思い思いのところに自分の靴下を干していきます。
いい天気なのにも関わらず、日陰に干す児童もいます。
「いや、こんだけ気温が高いから、日陰でも関係ないでしょう。」彼なりに理論を展開しています。

ここが俺のポジション!

さて、お昼過ぎ。
そろそろ靴下が乾いた頃合いだと、洗濯物を取り込みにいく児童たち。
「あれれ、俺の靴下、まだ全然乾いてねえじゃん!」
やはり日陰に干した児童の理論は証明されなかったようです。
「やっぱり洗濯物は、日向の風通しのいいところに干さないとね。」
全員が心から納得した瞬間でした。


小さい秋、みいつけた!


花より団子。虫よりイガグリ。

最後に3年生の活動を少し。
5時間目、理科の時間で秋の虫探し探検に出発しました。自然豊かなこの大熊のゆめの森。近くの林は虫がいっぱいです。4月、虫が嫌いでキャーキャー騒いでいた3年生も、この半年でだいぶ逞しくなりました。
「ほら、そこバッタ!」
「どこどこ?あ、ほんとだ!えいやっ!」
昆虫を素手でどんどん捕まえていきます。捕まえた昆虫はタブレットで写真に撮ってあとで調べます。夢中で虫を捕まえていた二人ですが、林の中に栗の木を発見!
「あ!栗がなってる!!」
先ほどまでの虫への情熱はどこへやら。二人の興味は栗に集中です。
「ほら。こんなにおっきいのとれた。」
栗を一心不乱に拾う二人は、なんだか御伽噺の主人公のようです。
目的は途中で変わってしましたけど、移ろいゆく季節のかけらを確かに見つけたようです。ちいさい秋 ちいさい秋 みいつけた。


これも、みいつけた。

最後におまけ。
栗拾いの過程で、新しい発見がありました。
毬栗を向くと、丸々太った栗の身の端っこに、薄っぺらい栗のなりそこないみたいなものがあるの、皆様お分かりになりますか?何だか、勿体無いような気持ちになりながらも、捨ててしまう方がほとんどだと思います。3年生はあれを見て、思いつきました。
「あ、これ、ギターを弾く時に使える。」
彼はあれをギターのピックとして再活用することを思いついたようです。
早速、学校に帰ってから実践です。
うん。なかなかサマになっていますよ。

1学期の思い出のムービー。少しずつ少しずつ、ゆっくり、しっかり、強くなってきたね。

みんなにも読んでほしいですか?

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