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【日々の記録】グローブと、自由進度学習の様子

本日昼休み、図書ひろば本棚に並んだグローブを見て子ども達が目を輝かせていました。大谷翔平選手から贈られたグローブです。

このグローブとこの写真は

昼休みに挙行されたのは、大谷選手からのグローブのお披露目式。贈呈に先立って、増子GMから大谷選手の言葉についてのお話がありました。

「あこがれるのをやめましょう。僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。」「人生が夢をつくるんじゃない 夢が人生をつくるんだ。」。児童にしてみればまだ抽象度の高い言葉もあるため、子ども達とデザイナーで言葉の意味をかみくだきながら大谷選手の言葉の意味を捉えていきました。「ゆめを見つける ゆめを分かち合う ゆめを育てる」をステートメントに持つゆめの森。世界という大きな舞台で夢を叶える大谷選手の背中は、ゆめの森の子ども達にとっても追いかけるべき道しるべの一人ではないでしょうか。

今日のお披露目式では児童生徒を代表し、1名のサウスポーが在籍する6年生の男子児童3名がキャッチボールを行いました。登校後や昼休みに野球に興じる児童達にとってはこの上ない贈り物です。受け取った後はすぐグローブに手をはめ、グローブの感触を確かめているようでした。

受け取り後すぐ、贈呈を記念したキャッチボールを行いました。ボールの扱いに慣れているみんなですが、はじめてのグローブを少しずつなじませるような、そんな優しいキャッチボールでした。グローブの感想を求められ、子ども達は「やわらかい」「投げやすかった」とコメント。
大谷選手が今回グローブを贈ってくれたのは、子ども達に「野球をしてほしい」という願いがあるから。今回頂いたグローブは、いつでも子ども達がキャッチボールや野球に興じることができるようさざえ堂に常置されることになりました。大切な願いが込められたグローブです、ゆめの森でもすえながく大切に、たくさんたくさん使っていきたいと思います。

ありがとうございました!


そしてつづく5校時は全校算数。今回の全校算数はいつもと少し違います。今日の全校算数では、はじめにプリントが配られました。どうやらプリントには今日の算数で勉強したいこと、大事にしたいこだわり、ふりかえりを書く欄があるようです。

振り返りシートの説明

ゆめの森では個別最適な学びの一環として、高学年からは金曜日の時間割を自分達で組み立てたり、自分でより深めたい教科を自由に進めることのできるレベルアップの時間が設けられたりしています。
今日の算数も同じく、自身でより深めたい内容を決め、形式なども担当のデザイナーと相談しながら決めていくものでした。ただしここで大切になるのが「学びのデザイン」です。今日配布されたプリントはもう一枚、“「学びのデザイン」のポイント49”と書かれた、その時間に大切にしたいこだわりポイントを49個の中から一つ選ぶものがありました。子ども達はプリントを眺め、「今日は9番の”自分なりに学習目標を立てる”にしてみようかな」と計画を立てて学習が始まりました。

6年生児童は「今は算数に興味がある」とのこと。6年生の内容を飛び越え、後期課程デザイナーと一緒により深い数学の世界へ。会話の中では「この内容は高校の内容になっていくから…」と、かなり難しい内容にも触れている様子。それでも児童は「なるほど~」と反応を示しながら、数学デザイナーと共に様々な問題に触れているようでした。

前期児童と後期デザイナー

二桁の計算プリントを二枚終えた一年生児童は、同じ学年の児童とオリジナルの問題を出し合うことにしたそうです。「これじゃあ簡単すぎるかな~?」「一万って、0が何個だっけ?」と、相手がぎりぎり答えられなさそうな問題も作っている様子。問題を作ると言うことは、自分自身もその解答を答えられなければなりません。難しすぎないように答えを確かめながら、お互いの問題を交換していました。「これならかんたん!」と問題に取り組み始める児童でしたが、夢中になっている間にいつの間にか授業は終わりの時間を迎えていたようです。次の算数が楽しみですね!

自分ひとりでやってみたり、先生たちに教えてもらったり

最後は今日の学習を振り返ってまとめを書きます。こだわりたいポイントにこだわれたかな、できなかった内容はどれくらい苦手を取り除けたかな、やってみたい問題に取り組んでみてどうだったかな…。こだわりポイントを決めるのもそれにあわせて振り返りを書くのも初めてでしたが、みんなしっかりとプリントに取り組めていた様子です。

この全校算数の取り組みを通して、子ども達が自身で勉強の仕方をコントロールしたりマネジメントしたりする力がより養われていくことと思います。放任することなく子どもと伴走するように、学びのマネジメントを支えていきたいと思います。

振り返りの様子 目標は達成できたかな?

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