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【こども園】命ある限り…

今日3月11日は特別な日
毎年やってくる3月11日。東日本大震災から13年が経った。
13年前の今日の出来事を忘れてはいけない。
あの出来事を「風化」させてはいけない。
あの日の出来事と、あの日からの出来事を知る私たちだからこそ、
伝えられることがある。いや、伝えていく責任がある。
そう思ってあの日からずっと子どもたちと関わってきた。

時が経つにつれ、あの日の出来事を見ても経験してもいない
子どもたちになっていく。
伝えていくことの難しさを感じる一方で、
日々子どもたちの元気な姿を見れば見るほど、
私が子どもたちに伝えていきたいことの解像度は高まり、
やがて私が伝えたいことが、「命ある限り生きるのです。」
ただ一つになっていった。

私は、毎年『いちかいの民話』に収録された「小さな命」
子どもたちに読むことにしている。
3月11日に限らず機会を与えていただ時には必ず。
とはいえ、平気に読めるものではない。
嗚咽をもらし震え、声にならない姿になっても最後まで
精一杯読み伝えることにしている。
「生きたくても生きることができなかった人」
がそこに確かにいたのですから。

命をかけて産んでくれたお母さん。
命をかけて守ると決めたお父さん。
命をかけて愛されているあなたたち。
命を決して無駄にしてはいけないのです。
生きたくても生きることができなかった人がいるのですから。
そして、あなたは決して一人ではありません。 
だから命を粗末にしてはいけません。
私たちは命ある限り生きねばならぬのです。

子どもたちには、今全てを理解して欲しいだなんて、
これっぽっちも思いません。
成長していく過程で、自分の身の丈に合わせて考えて、
感じてくれればそれでいいのです。
「命と向き合う日」それが、今日3月11日なのだと私は考えています。
こうして、3月11日が子どもたちにとっても特別な日
になっていってくれたら嬉しいです。


世の中、人間にとって時間をかければ解決できることがほとんどである。
そして、その時間は自分の行動によってその向きを変えるのだと思う。
例えば、家を建てようと行動すれば家も建つ。
極めたいと思って行動すれば上達もする。
好きな人に告白すればうまくいくこともある。例えフラれても次がある。
告白しなければ先がない。行動すれば次が見えてくるのである。
行動した先に結果があるのだ。
その中で、唯一人間ができないことは、その自分の一生に与えられた時間を増やすこと。
だから、与えられた時間の中で、私たちにとって一番の失敗は、行動しないことだと思うのです。
「今お前は行動しているか?」 生きている私は、そう心に問いながら
生きていこうと心に誓うのでした。
 

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